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カウンセリングの受け方のコツ!?①
こんにちは、A. E. カンパニーの井口です。
以前、いいカウンセラーはどこにいるのかという記事を書きました。
そこで、
時々カウンセラーショッピングと言いますか、カウンセラーをころころ変えたがる方がいますが、継続したカウンセリングが必要な場合、できる限り一人の方とじっくり話を深めていくことをおすすめします。
この件は語ると長くなるので、また別の機会に!
……と書いたので、少しずつその件について取り上げてみようかと思います。
さて。「いろんな人の意見が聞いてみたい」と言って、同時に複数のカウンセラーさんにかかりたがる方がいますが、率直に言ってあまりおすすめはできません。
業界的には『ダブル(場合によってはトリプル?)カウンセリング』と言われていて、原則としてカウンセラー側はそれを行わないように気を付けますし、依頼があっても断ります。
カウンセラーは皆、当然ながらクライエントさんの問題解決に協力したいと思っています。
しかし、そうであっても、皆それぞれ考え方や拠って立つ理論などが微妙に違うわけです。
仮に似た方法を取るカウンセラーがいたとしても、ロボットやクローンではありませんので、それぞれ言葉の表現は少しずつ違ってきます。
となると、皆がクライエントさんの幸せを第一優先で考えていても、それぞれの問題の解決の手順や方法は少しずつ違ってくるわけです。
その結果どうなるかというと、クライエントさん自身が一体何を軸にしたらよいのかがわからなくなって、混乱してしまったりカウンセリングそのものが中途半端になってしまうことがあるのです。
この“軸のブレ”というのは、絶対的にない方がよいのです。
早く解決したいがために、良かれと思って慌てて複数人に会ったとしても、却って遠回りになってしまうことも十分にあり得ます。
私も実際にそういう例を目にしたことがあります。
せっかく専門家にかかっているのに、もったいないなあと思うのが正直なところです。
そして、カウンセラーの立場としても、別のカウンセラーさんの進め方を専門家として尊重したいし、クライエントさんを混乱させたくない気持ちがあるので、かなり助言がしにくいです。
このように、見えないところでカウンセラー同士がけん制しあってしまい、結果的に全くカウンセリングが進まないということもあるはずです。
「自分はいいとこどりするから大丈夫!」と思う方もいるかもしれませんが、上手にいいとこどりできるならば、本やTVなど各メディアから自分で情報を選択すればいいわけで、そもそもそういうことが自分でできる方にカウンセリングはあまり必要ないと思います。
もし、事情があって全く別の案件について同時に複数のカウンセラーさんにかかる場合(例えば子どものことは学校にいるスクールカウンセラーに、自分のことは別のカウンセラーに相談する必要があるケースなど)は、それぞれのカウンセラーさんにその旨をしっかりと伝えておくことが重要です。
そうすると、カウンセラーさんもちゃんと役割分担する前提でサポートしてくれると思いますよ。
場合によってはカウンセラー同士で連携を取り合って(無論、クライエントさんの同意のもとで)、相談しながらそれぞれが必要なサポートの仕方を考えることもあります。
ここでお伝えしているのは、あくまで同時に複数のカウンセラーさんにかかる場合についてなので、段階を追ってセカンドオピニオン的に違うカウンセラーさんに会ってみるとか、しっくり来なくてカウンセラーを変えるという場合は、また話が違ってきます。
それについてはまた次回以降に。
本日もお読みいただきありがとうございました!
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