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2020. Jan.2

自分の心を無視しない

こんにちは、A. E. カンパニーの井口です。

今、昔の職場のお手伝いをしています。

具体的にどんなことをしているのかは仕事上の守秘義務等もありお伝えできないのですが、現場で色々感じることがあったので、覚え書き。

カウンセラーがクライエントさんと会うとき、一体クライエントさんの何を見ているのか?
って、クライエントの体験をしたことがある方は気になったことがあるかもしれませんね。

で、何を見てるかって、端的に言うと、全部!です。

でも怖がるようなことではないんです。

そのクライエントさんを理解するための手掛かりは、使えるだけ使ってお互い損はないですし、いただけるものはありがたく使わせていただき、よりよい支援を考える手立てにするだけです。

しっかりクライエントさんを理解しようとしないカウンセラーでは、よいカウンセリングができませんよね。

語る言葉、表情はもちろんですが、それだけでも……、どんな話題の時にどう口調が変わるか、どう目線が変わるか、表情筋の動きはどうか、それこそ瞳孔の開き具合とか、ジェスチャーの変化、カウンセラーとの心理的・物理的な距離感の近さや遠さ、……もう、書ききれないほど見るべきポイントって多いのです。

もちろん服装や顔色顔ツヤ、持ち物なども、その人の状態や環境を理解する一助になります。

それこそ、その人が背負っている目に見えない何かを感じ取ることだってあります(なんとなく○○な感じがする……みたいなものですね)。

つまり、別にカウンセリングにあらずとも、私たちは日ごろとんでもない情報量をこの身に持ち歩いて生きているわけです。

でも、その情報を周りがキャッチしているかっていうと、まぁ表面のほんの5%くらいしかキャッチしていないでしょう、普通は。それは必要ないからです。

家族や友人、恋人などの親しい間柄だと、またキャッチ度が変わってくると思いますけれど。

私は、お仕事(カウンセリング)の場面では自分比でフルにこのセンサーを使っていますが、普段プライベートではさすがにそこまで細かくキャッチしようとしていません。

そもそも必要ないし、何でもかんでもそんなに気にして見ていたら疲れますよね。

時々、プライベートで会う人から「カウンセラーだったら何でも考えてることわかっちゃうんでしょ? こわっ(笑)」みたいなことを言われることがありますが、さすがにそのようなことはあり得ませんし、やろうともしていません。


以前記事にしましたが、私は仕事から離れ起業するまでの間、ひたすら自分との対話をしていました。

どんな風に何を起業したいのか、ということを考えることを前提に、日常から細かなことを自問自答する癖をつけていたなあと思います。

「これ好き?」、「これやりたい?」、「どうしてそう思う?」、「なんでそうした?」etc…

ちょっとした自己トレーニングみたいなものですね。


とにかく、自分の心を無視しない!ということがテーマでした。

でも、それをやっていたからこそ、細かいことをキャッチできるセンサーがより磨かれたのかな? なーんて、今回感じました。

自分の細かい機微が理解できないようでは、相手のこともわからないんだろうなあ、と改めて思います。

別にカウンセラーでなくても、どんなお仕事の方であっても、お仕事をしていなくても、自分の心を無視しない!は大事です。

それによって自分の心身を守ることができ、必要なことをキャッチするセンサーが鋭くなっていくと思います。

本日もお読みいただきありがとうございました!


センター北駅徒歩3分 合同会社A. E. カンパニー
カウンセリングルーム「E room」
神奈川県横浜市都筑区中川中央1-37-6 セントラルヴィラ501


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