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片付けが苦手な原因とは?
A. E. カンパニーの照屋です。
先日、「先延ばし行動」について書かせていただきました。
「先延ばし」をしてしまう癖は、意識してみると、結構日常生活の色んなところで顔を出します。
実際、私も意識し始めてから、「こんな所にも自分の先伸ばしグセが・・・」と自分で自分の癖の発揮っぷりに、驚くことが多々あります。
さて、私は整理整頓や片付けが好きなので、ちょこちょこ片付けをするのですが、片付けについて考えたとき、この「先延ばしグセ」と「片付け」は実は結構関係があるのではないかな、と思ったのです。
具体例で考えてみたいと思います。
例えば、洗濯した洋服を片付けるという時、
畳まれていない状態の洋服を目の前にして、2人の自分が囁きます。
自分Aは、
「ちょっと面倒くさいけど、今畳んで引き出しに入れておいた方が、着る時にわかりやすいし、畳んでしまっておくか。」
と
一方で自分Bは、
「今日は疲れてるし、畳むなんて面倒くさい。どうせ、そのうち着るんだし、とりあえず適当にその辺に置いてて大丈夫でしょ。」
と
さて、皆さんはどっちの自分を採用しますか?
もちろん、その日の忙しさや疲れなど、その時の状況によっても、どちらを採用するかは変わって来ると思います。
ただ、洋服を着る時に、綺麗に整理された状態の引き出しからの方が見つけやすい、という事は私たちはこれまでの経験から知ってはいるのです。
それを頭ではわかっていながらも、先延ばしグセのある人に取って、自分Bの誘惑は非常に強烈です。
自分Bとのお付き合いが長ければ長い人ほど、自分Bの手を振り払って、自分Aの方を選ぶというのは結構な勇気が要るものです。
ですが、自分Bのことをマジマジと見てみると、実はその正体は「先延ばしグセ」だったということが多いのではないか、と思うのです。
「洋服を畳む」という行為を、面倒くさいと感じたその瞬間に「先延ばしグセ」である自分Bが、ひょいっと出てきて、畳む行為を先延ばしにさせてしまうのです。
ですが、そうなってしまうと、いざ洋服着ようとした時、目的の服を慌てて探したり、見つからずに困ったりして、「あーあ、整理して入れておけば良かった」と自分Bの誘惑に負けてしまったことを後悔する、なんてことが起きてしまいます。
皆さんも少なからずそんなご経験があるのではないでしょうか。
これは、「先延ばし行動」の記事で書かせていただいた、「気になった時に実行するより、先延ばしした後にやる方が、より労力を使う」という現象なのではないかな、と思います。
ごちゃごちゃの洋服の山を改めて整理する、というのは結構な労力ですもんね。
片付けが苦手だと感じる背景には、元々の自分の性格だったり、物理的に時間の有無だったり、色々な事情があると思います。
ただ、「先延ばしグセ」も実は、片付けが苦手と感じてしまうことに結構影響を及ぼしているのではないかな、と思うのです。
片付けが苦手だと感じている方や、一度片付けてもなかなか維持が難しいと感じていらっしゃる方は、その解決策のひとつとして、「日頃からいろいろなことを先延ばしにしない」ということを意識してみる、というのはいかがでしょうか。
そうすると、先延ばしにしない分、片付けにかける労力が減るので、「片付けって案外楽かも」と感じるかもしれませんよ。
一度お試し頂けると嬉しいです。
かと言う私も、「先延ばしグセ」さんとは付き合いが長いので、片付け以外では度々登場します。
いつかお別れ出来る日を目指して、日々奮闘中です。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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