こんにちは、A. E. カンパニーの井口です。

先日、友人AとそのAの友人のBさん、3人でお食事をしてきました。
そのBさんと私はほんの数回だけ会ったことがある程度の知り合い（顔見知り、といった方が正しいかも）で、ゆっくり話すのは初めてでしたが、お食事もおいしくとてもリラックスして楽しめ、いい夜が過ごせました。

そしてふと思い出したのです。私、学生時代はものすごーく人見知りしやすかったなあ、と。

不思議なもので、いつの間にか人見知りは軽減されていき、最近人見知りして大変だったなーということが思い出せないくらいです。
今回もお二人のお陰もあって、とても楽しく過ごすことができました。

……ん？　いや、あったなあ。人見知りとはちょっと違うかもしれないけれど、ものすごく他者に対して緊張しまくったことが、何年か前にありました。

それは、就職試験の面接です！　

今回、人見知りも面接の緊張も、対他者への緊張（＝対人緊張）という意味では共通する、という前提でお話しさせていただきますが、ちょっと自分を振り返ってみると。
「相手からこう見られたい！」、「相手にこう見てほしい！」という自分と相手への期待値が高く、とかく評価を気にしがちな時って緊張しやすいんだろうなあと思います。

私の場合だと、学生時代はまだまだ世の中を知らず、自己もまだまだ確立されていない時期なので、特に自分より目上の方と接しなければならないときはどう振る舞ってよいのかわからず、「とりあえず普通っぽく、失礼のないように振る舞わなければ！」という思いが先行してしまい、ガチガチになりやすかったんだろうなあと今になって思います。

就職面接も、言わずもがな。
求められている社員像に近い姿を見せなくては、と思い込んだ結果、ド緊張してしまうわけです。

お恥ずかしながら、どちらも「こう見られたい！」、「こう見てほしい！」という欲求が丸出しですね。
他者からの評価を気にしまくりで、全くもって私自身のナチュラルな素の姿ではないです。

就職面接では「こう見られたい、企業に気に入られたい！」と思わない人は普通はいないわけで、当然そういう気持ちがあっていいと思うのです。
就職面接のレッスンをしてくれる学校だったら、恐らくはひたすら練習をして、場や質問のパターンに慣れテクニックを身に着けるということで緊張を軽減させていくのでしょうね。

上記の「こう見られたい！」等の欲求だけではなく、対人緊張には他にも要因があると思うのですが(例えば元来の気質的に緊張しやすかったり、そもそも新しい場面・環境が苦手であるとか）、自分と相手への期待値のハードルを下げて腹をくくると、緊張はかなり楽になると思います。

具体的には“人事を尽くして天命を待つ”がごとく、今やれることのベストだけは尽くして、あとはどう相手に判断されようがお任せ～という覚悟です。

例えば飲み会だったら、そのときのその場（料理でもお酒でも）を目いっぱい楽しむこと、プレゼンの場だったら、あなたが一番伝えたいことを情熱をもって伝えること。
相手の存在も評価も一旦置いておいて、まずそこが最重要だと思います。

相手がどう思うか、どう判断するかは結局のところ相手次第です。
人の心はそう簡単にコントロールできるものではないですよね。
もちろん気に入られれば万々歳ですが、結果的にご縁がないことがあるのも世の中の常。
自由にコントロールできない相手の気持ちにフォーカスするのではなく、無理せず気負わず背伸びせず、今を一生懸命生きている思いを伝えることにエネルギーを使う。
その方がその人の魅力が伝わってよいのではないでしょうか。

口下手であっても、不器用であっても、伝えたいことを自分の言葉で頑張って表現しようとしている人って、魅力的に感じませんか？
マニュアル通りのことをペラペラ話す人よりも、私はよっぽど好感を持ちます。

とにかく、緊張しやすいっていう方は、一度思い切って超自己中になって、相手は置いといてその時その場を楽しんでればいいと思います！
どうせ相手にはそんなことわからないですから。
でも、この人楽しんでるなーっていうのは、相手に絶対伝わると思いますよ。

そして、この人いつも全然緊張しないなーって人を観察していると、あんまり他人のこと気にせずマイペースな人であることが結構多いと思うので、そういうのも遠慮なくお手本にしちゃいましょう！

他にも「今私は緊張している」という今ここの自分の感情を自覚する、というのも意味があることですが、自分の感情とのつきあい方についても多分いずれ記事にすると思うので、またその時に。

以上色々書きましたが、私も人間ですので緊張することがないわけではない、はずです。
ですので、自分のこれからのためにも自分の考えをまとめてみました。
もしかしたらこの記事が、いつかどこかのどなたかのお役に立つかもしれないことを願って。

本日もお読みいただきありがとうございました！

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